福岡県岡垣町の歯科医院で歯を削るなどの行為を無免許でした疑いで、助手の女と、指示役の院長の男が逮捕されました。 患者の1人は、「やたら血が出て痛かった」と話しているということです。 歯科医師法違反の疑いで逮捕されたのは、岡垣町の歯科医院の助手・武内利恵容疑者(48)と、院長の熊谷堅容疑者(71)です。 警察によりますと、武内容疑者はおととし2月から去年12月にかけ、歯科医師や歯科衛生士の免許を持っていないにもかかわらず、男女合わせて3人の患者に対して、12回にわたってレントゲン撮影や歯を削るなどの行為をした疑いです。 熊谷容疑者は、武内容疑者が無免許と知りながらこうした行為を指示した疑いが持たれています。 調べに対し武内容疑者は「歯に埋める行為はしていない」と一部否認し、熊谷容疑者は「全く記憶にない」と否認しているということです。 警察は、武内容疑者から治療を受けた患者がほかにも多数いるとみて詳しく調べる方針です。