《ブラジル》高所落書き中に怖くなり=壁にへばりつき8時間救助待つ

「ビルのあんな高い場所にどうやってペインティングするのか」と不思議な落書きが町のあちこちで見られる。落書き者(グラフィティアーティスト)は自分たちの勇敢さを誇示するつもりで、地上20階もの高さの壁面を窓枠などの僅かなでっぱりを頼りに、命綱もなく手だけで移動してスプレーで証拠としての落書きを残す。だが中には、その途中で怖くなって降りられなくなり、警察に救助されるケースも。 9日(日)、サンパウロ市中心部の歴史地区にある建物に、スプレーで落書きした8人の男性グループが逮捕された。彼らは早朝にはしごを使って建物の裏側に入り、そこから外壁を手だけで登りながら12階から20階まで落書きした。だがその後に降りられなくなり、警察に救助されるまで8時間以上、建物にぶら下がったままになったと、同日付メトロポレスなどが報じた。

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