男性ホストを連れ去ろうとしてけがをさせたとして、警視庁新宿署は14日、横浜市の会社員、星靖朔(やすのり)容疑者(21)を営利略取未遂と傷害容疑で逮捕したと発表した。 警視庁によると、被害に遭った男性は東京・歌舞伎町のホストクラブで働き、月に数千万円を売り上げることもあったという。星容疑者はSNS(ネット交流サービス)を通じて「闇バイト」に応募し、何者かの指示を受けて男性を襲撃したとみられる。 逮捕容疑は2024年10月6日未明、他の実行役2人と共謀して、新宿区西新宿6の路上で、帰宅途中の20代の男性ホストをバールで殴り、車に連れ込もうとしたとしている。 男性が抵抗したため星容疑者らは逃走したが、男性は顔の骨を折る重傷を負った。星容疑者は「今は話したくありません」と認否を留保しているという。 他の実行役2人は逮捕・起訴されており、X(ツイッター)で「即日即金」などと検索して、事件に関わっていたという。当初は書類の運搬やゲーム機の転売名目で集まったが、指示役から「もっと稼げる仕事がある」と言われ、男性を襲撃したとみられる。【菅健吾】