「息子をかばった」 無免許で交通事故の息子かばうため助手席の母親が虚偽申告 北海道千歳市

北海道・千歳市内で無免許で乗用車を運転して、別の車と衝突事故を起こし、被害者にけがをさせたとして無免許過失運転致傷の疑いで無職の男(31)が逮捕されました。 さらに当時、助手席に乗車していたこの男の母親でパート従業員の女(57)も、男の処罰を逃れさせるため「自分が運転していた」と、虚偽の申告をした、犯人隠避の疑いで逮捕されました。 男は2024年8月28日、午前11時まえ、千歳市栄町6丁目の道道で、無免許で乗用車を運転し別の車と衝突事故を起こしました。 当時、助手席には男の母親が乗っていて、警察の調べに対し、2人は、母親が運転をして事故を起こしたと話していました。 その後、警察がドライブレコーダーのデータを確認しようとしたところSDカードが抜き取られていたということで、事件の発覚には至りませんでした。 事故から3か月後、保険会社が警察にドライブレコーダーを提出したことで、実際は、男が運転していたということが発覚し、2人の逮捕に至りました。 警察の調べに対し男は「無免許で交通事故を起こしたことは間違いない」「処罰から逃れたくて母親が運転していたと嘘をついた」と容疑を認めています。 また女も、「息子をかばった」「悪いことをした」などと容疑を認めています。 警察によりますと、ドライブレコーダーの捜査から、息子が虚偽の申告をするように言い出した可能性が高いということです。 警察は保険金詐欺の容疑も含め詳しい状況を調べています。

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