なみちえが警視庁による逮捕や留置などを違法と主張して、東京都に約160万円の賠償を求めた訴訟の判決で、昨日2月17日、東京地裁が東京都に約30万円の支払いを命じたことがわかった。 判決によれば、なみちえは2021年5月16日に東京都渋谷区で職務質問を受け、車内から見つかった葉の簡易検査の結果をもとに大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕された。約2週間の留置ののち、5月31日に釈放され、その後に不起訴となった。 平井直也裁判長は、検査結果が陽性を示す「紫~青紫色」とは異なり、「青色」だったとし、「陽性とは判定できないものだった」と指摘。逮捕と留置を違法と判断した。 なみちえは、1997年生まれのアーティスト。東京藝術大学先端芸術表現科を首席で卒業しており、音楽活動や着ぐるみ制作・執筆などマルチな表現活動を行っている。 (情報提供:共同通信)