ブラジル検察、ボルソナロ前大統領ら34人起訴 議会襲撃事件めぐり

ボルソナロ前大統領の支持者たちがおととし、議会などを襲撃した事件をめぐって、ブラジルの検察はボルソナロ前大統領ら34人を起訴しました。 ブラジル検察は18日、クーデターや武装組織の扇動など5つの罪でボルソナロ前大統領を含む34人を起訴したと発表しました。 地元メディアによると、起訴状ではボルソナロ氏は22年の大統領選挙で敗れたあと、権力を利用してルラ大統領就任を妨害するために軍を率いたクーデターや、ルラ大統領の暗殺計画を企てていたということです。 起訴内容は最高裁に送られ、受理されて有罪判決を受けた場合、ボルソナロ氏は逮捕され、最高で禁錮40年の刑に課せられる可能性があるということです。 ボルソナロ氏は、23年6月に根拠のないまま電子投票を用いた選挙制度に対して批判を繰り返したとして、高等選挙裁判所から2030年まで被選挙権を停止する決定が出されています。 起訴を受け、ボルソナロ氏は「でっちあげの起訴を作り上げているに過ぎない。自由が再び勝利することになる」と対抗姿勢を見せていて、引き続き2026年の大統領選挙への立候補を目指していくとしています。

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