SNSによる詐欺対策をめぐり、自民党の調査会は架空名義の口座を利用した新しい捜査手法を盛り込んだ緊急提言案を取りまとめました。 高市早苗 調査会長 「提言案を取りまとめて、少しでも被害者を減らしていく、そして、首謀者に近い犯人の逮捕に繋げていく」 自民党はきょう、高市前経済安全保障担当大臣をトップとする治安やテロに関する調査会を開き、SNSによる詐欺対策をめぐる政府への緊急提言案を取りまとめました。 提言案には、架空名義の口座を犯罪グループに使わせることで、▼容疑者の摘発や、▼犯罪による収益の回収などにつなげる、新しい捜査手法が盛り込まれています。 また、匿名性の高い通信アプリ「シグナル」や「テレグラム」の通信内容などを迅速に把握するための捜査手法が現行法内で可能か検討すべきとしています。 提言案は近く党内手続きを得て、石破総理に提出される見通しです。