男性2人の自殺を手助けしたとして、田村署は20日午後1時10分ごろ、嘱託殺人未遂と自殺ほう助の疑いで福島市永井川字松木下、無職の男（36）を再逮捕した。 再逮捕容疑は昨年6月10日から12日までの間、喜多方市郊外の空き地で宮城県の20代男性と埼玉県の男性（19）の自殺を手助けした疑い。また、昨年5月下旬ごろ、県内かその周辺の山中で、依頼を受けて同じ宮城県の男性の首を絞めて殺害しようとした疑い。同署は県警捜査1課の応援を得て逮捕した。 同署などによると、男は2人と交流サイト（SNS）で知り合い、車で2人を喜多方市へ案内し、練炭を準備させるなどして自殺方法を指南したとみられる。男性2人は昨年6月12日、喜多方市の空き地に設営されたテント内で死亡しているのが発見された。テント内に七輪と練炭があり、死因は一酸化炭素中毒だった。 地検郡山支部は20日、1月に田村市でいわき市の20代女性の自殺を手助けしたとして、自殺ほう助の罪で岸波容疑者を起訴した。