「トー横」の少女2人をキャバクラ勤務させた疑い 男ら逮捕 警視庁

東京都新宿区・歌舞伎町にいた少女らにキャバクラの客引きをさせたとして、警視庁はキャバクラ従業員の上鈴木(かみすずき)広行容疑者(58)=東京都府中市本宿町2丁目=を児童福祉法違反容疑で逮捕し、21日発表した。また接客をさせたとして、中国籍で同じ店の従業員の姜思文(ジャンスウウェン)容疑者(64)=新宿区西新宿6丁目=も風営法違反(未成年者使用)の疑いで逮捕した。 少年育成課によると、上鈴木容疑者は昨年9月5日と11月27日の深夜、新宿区歌舞伎町1丁目の路上で、関東地方に住む16歳と17歳だった少女2人に、自らが勤務するキャバクラの客引きをさせた疑いがある。姜容疑者は昨年9月5日~6日、同じ店で16歳だった少女に接客をさせた疑いがある。上鈴木容疑者は「2人は20歳以上だと思っていた」、姜容疑者は「知らない」などと供述しているという。 同課は、被害に遭った2人が家庭や学校に居場所のない若者が集まる歌舞伎町の「トー横」と呼ばれる一帯を訪ね、何者かにキャバクラで働くよう誘われたとみている。(吉村駿)

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