孤立出産の末に赤ちゃんを遺棄した女性が逮捕される事件があとを絶たない。原則として「実名報道」されるが、はたして、このような事件で本当に「実名報道」は必要なのか、そして逮捕は必要なのかという疑問もある。 ベトナム人の元技能実習生が死体遺棄罪に問われた裁判で、最高裁が2023年3月、逆転の無罪判決を言い渡した。主任弁護人をつとめた石黒大貴弁護士は、孤立出産をめぐって「実名報道は困難な状況におかれた女性をさらに追い込んでいく『負のスパイラル』を加速させてしまう」と指摘する。
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孤立出産の末に赤ちゃんを遺棄した女性が逮捕される事件があとを絶たない。原則として「実名報道」されるが、はたして、このような事件で本当に「実名報道」は必要なのか、そして逮捕は必要なのかという疑問もある。 ベトナム人の元技能実習生が死体遺棄罪に問われた裁判で、最高裁が2023年3月、逆転の無罪判決を言い渡した。主任弁護人をつとめた石黒大貴弁護士は、孤立出産をめぐって「実名報道は困難な状況におかれた女性をさらに追い込んでいく『負のスパイラル』を加速させてしまう」と指摘する。