元弁護団長は「住宅ローンの返済や事務所の経費などに使った」と供述し、容疑を認めているということです。 全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の預金約3890万円を自分の口座に入金するなどして横領した疑いで元弁護団長の男が25日、再逮捕されました。 業務上横領の疑いで再逮捕されたのは全国B型肝炎訴訟熊本弁護団の元弁護団長、内川 寛 容疑者(63)です。 警察によりますと、内川 容疑者は弁護団長として会計管理をしていた2019年1月から2020年12月にかけて、弁護団の預金口座から75回にわたって合わせて約3890万円を引き出し、自分の口座に入金するなどした疑いが持たれています。 警察の調べに内川 容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、「住宅ローンの返済や事務所の経費などに使った」と供述しているということです。 内川 容疑者は2018年に弁護団の預金口座から約368万円を横領した疑いで2月4日に逮捕、25日付で起訴されています。 また、全国B型肝炎訴訟熊本弁護団をめぐっては、預り金のうち、約1億4000万円の使途不明金が発覚していて、警察は余罪があるとみて調べを進めています。