東京の不動産会社代表を告発 元大阪国税局職員の脱税事件で

法人税など約5千万円を脱税したとして、大阪国税局元職員で会社役員の国井健容疑者(50)が法人税法違反の疑いで逮捕された事件で、東京国税局査察部が、不動産会社「大成リアルエステート」(東京都世田谷区)の吉沢英和代表(48)を東京地検に同容疑で25日に告発したことがわかった。 関係者によると、吉沢代表と国井容疑者は共謀し、同社が2020年4月期に不動産の売却で多額の収入があったのに、複数の合同会社に投資して失敗したように装い、架空の有価証券売却損を計上。約2億1100万円の所得を隠し、約5100万円を脱税した疑いがある。国井容疑者は報酬として約1700万円を得ていたという。(花野雄太)

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