札幌市ススキノの繁華街で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転したとして、落語家の桂文枝一門の落語家が逮捕されました。 酒気帯び運転の現行犯で逮捕されたのは、札幌市豊平区の落語家、桂梅枝（かつら・ばいし）で、本名・小出良司容疑者（65）です。 小出容疑者は酒気を帯びた状態で2月26日午前1時ごろ、札幌市中央区南5条西5丁目付近で乗用車を運転し、駆け付けた警察官にその場で逮捕されました。 警察によりますと小出容疑者は逮捕前、駐車場から路上に出た際に右折待ちをしていた車に追突する事故を起こしていました。 通報を受けて駆け付けた警察官が事情を聴くと酒の臭いが確認されたため小出容疑者の呼気を調べたところ、基準値の2倍を超えるアルコールが検出されたということです。 調べに小出容疑者は容疑を認めていて「駐車場から車を出すのに運転したのは間違いない。代行業者に電話したが待ってられず車を出しただけだ」などと話しています。 事故を起こす前、小出容疑者はススキノで酒を飲んでいたとみて、警察が足取りなどを調べています。 所属タレントの逮捕を受けて吉本興業は「詳細について事実確認中だが、弊社としては、所属タレントに対し、交通法規を含むコンプライアンス研修を実施している中、所属タレントが酒気帯び運転の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾。最終的な処分等については、捜査結果等を踏まえ厳正に判断する」とコメントしています。 吉本興業のホームページによりますと、趣味にドライブとゴルフを挙げていて、去年9月四代目桂梅枝を襲名し全国各地で襲名披露公演を控えていました。