【K-1】木村“フィリップ”ミノルが会見に突如登場、レオナのK-1反乱軍(仮)入り表明「今後は違法薬物やドーピングなどは一切やらずに新しく生まれ変わります」

2025年5月31日(土)神奈川・横浜BUNTAI『K-1 BEYOND』の記者会見が行われ、会見の後半にK-1反乱軍(仮)のレオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)が登場した。 元々はジムの後輩だった松山勇汰(ALONZA ABLAZE)の軍団入りを発表し、5月大会で行われる「K-1 WORLD GP 第6代スーパー・フェザー級(-60kg)王座決定トーナメント」への出場を決定と宣言したレオナ。会見が終わる直前、会見場に姿を現したのはなんと木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle Box)だった。 2024年10月に大麻取締法違反容疑(懲役6カ月、執行猶予3年)で逮捕されて以来、初めて公の場に現れた木村はレオナのK-1反乱軍(仮)入りを表明。 「お久しぶりです、木村“フィリップ”ミノルです。この度は皆さんに多大なご迷惑とご心配をおかけしてしまい申し訳ございません。今後は違法薬物やドーピングなどはもちろん一切やらずに新しい木村ミノルに生まれ変わります」と宣言し、「宮田さんにもK-1にも恨みはないですけれど、さっき見てたら今のままでは物足りない、反乱するのは心細いと思うのでこの場を借りて僕の復帰のチャンスにしたい。K-1でまた凄く強い姿を見せて復活の一歩目にしたい」と、古巣であるK-1で復帰したいとする。 自身のSNSでは手術をして復帰は遠のいたと投稿していたが、「左前十字靭帯が切れていて、その状態で巌流島とかで試合をしていました。痛みが引かなくて手術をしました。経過はいい感じ。本来は松葉杖をつかないと歩けないんですけれど、御覧の通りスタスタ歩けるので回復は早いです。競技復帰は今年できればいいくらいですが、秋頃に復帰したいと思っています。まだトレーニングは出来てないですが、強い姿を見せたい」と、秋頃の復帰を目指しているという。 反乱軍入りはレオナの趣旨とは違うようで「そこに思い入れはない。K-1の舞台に復帰して自分なりに大暴れして、自分のやりたいことをまたやれるチャンスかなって思ったのでこの場に来ました」とする。 一度出ていったK-1にまた戻ってくるのは、今のK-1に物足りなさを感じたためか、そう聞かれると「僕とかいろいろな人がいなくなって物足りなくなったのはしょうがない。自分的には、K-1のラストで試合をした和島選手との試合を見返した時にもっと強い状態でリングに上がれたとか、もっと最後に見せられるものがあったと最近思って。そんな中でこの流れを見たので、最後にK-1での復帰としてもう1回やりたいと思ったので。今だったらもっともっと強い姿を見せられると思うし、メンタルも身体も強い姿を見せられると思うのでもう1回やり直したいと思ったんですね。そんな流れでのこの事だったので、この場を借りてまた復帰のきっかけにしたいなと思って来ました。僕が来れば盛り上がること間違いなしなので」と、K-1でやり直したいとした。 足は使えないが「上半身のトレーニングだったり、足を使わないフィジカルトレーニングや格闘技のトレーニングをしている。出来る部分を伸ばしているので、自分的には全く衰えているって感じていなくて。次の試合が楽しみってところにフォーカスしていますね」と、出来ることは続けているという。 復帰するにあたって最終的な目標は何かと聞かれると、「自分もたくさん躓いてしまったり事件も起こしたりして、逆に言ったら他の人には出来ない回り道をたくさんしているので、そこでしか得られない力が絶対にあると思う。負の連鎖が続いている部分でもダークな力を手に入れることが出来ると思うので、今の俺には凄く見せられるものがたくさんあると思う。自分は格闘家として最後の本当 に一番強い姿を、例えば総合の選手にも勝つ、どこの団体にも勝つ、自分がどこのチャンピオンになりたいってよりはそいつら総なめして倒して、俺が一番強かったっていうのを最終的に見せられれば自分の格闘技としてはゴールだと思う。来たヤツはどんどん倒していって自分の最強を証明したいです。名前のあるヤツ、どっかのベルトを持ってるヤツをひたすら残されたキャリアで倒していって、自分の最強を証明したいなと思っています。アラゾフもK-1に来るか来ないかみたいなことをやってるじゃないですか。だからそれで言ったらアラゾフを倒したいし、何でも来いって感じです」と、最強を証明するために戦うと言い放つ。 また、逮捕されて試合が中止となったYA-MANやRISEに謝罪はしたのかとの問いには「関係者の方には自分の足で出向いて謝罪をさせてもらって。またぜひ今後、穴埋めじゃないですけれど自分が出られなかった分もあるのでぜひ僕も協力したいって言って。RISEさん側からもぜひウチで今後試合をして欲しいっていう話はしました」と説明。 (※会見後、RISEは「木村ミノル選手本人が事務所に訪れ試合をキャンセルしたことへの謝罪をして頂いたことは事実ではありますが、試合のオファーについては自粛期間を経て本人の生活態度を注視した上で今後の試合については協議しましょうといった内容のお話をさせて頂きました」との声明を発表) 「ただ、自分も復帰1発目でどこで試合をすればいいか。出しづらい状況ではあると思うので、自分が生まれ育ったK-1っていう舞台で復帰させてもらって、またその後にRISEさんやYA-MANとの試合とか安保との試合も実現させたいと思っているし、そういう出来なかった試合を全部これからやっていきたいなって思っていますね」と木村。 「K-1は今のところ次の1試合やるっていう単発での話なんですけれど、流れに身を任せて。自分がやりたい相手との試合があったらそこに行こうかなっていう。あくまでもフリーでやっていきます。ただ、今のK-1は海外の人で結構強い人が多いじゃないですか。前よりもメンバーが豪華になっている感じが僕は外から見て取れた。なのでそういう強いヤツらとまた戦っていきたいなっていう気持ちはあります」との考えを示した。 また、執行猶予期間中に試合をすることは問題ないのか、と問われると「ないはずです。そこは自分でもちゃんと確認は取っていますね。試合をしたり、行動するのは全く問題ない。あくまでルールに則った形でやっています」と、問題ないことを確認しているとした。 最後に木村は「ここへ来たからには間違いなく盛り上げます。そこに責任感はあるので。木村ミノルが来たからには、ヤバい試合がまたたくさん見られると思うのでぜひご期待 ください」とメッセージを残した。

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