福岡県久留米市で偽造された競輪の当たり券を使って現金の払い戻しをしようとしたとして偽造有価証券行使と詐欺未遂の疑いで87歳の無職の男が逮捕されました。 福岡県警久留米警察署によりますと、男は27日午後0時40分ごろ久留米競輪場で偽造された競輪の当たり券を使い、払戻金の2万6360円をだまし取ろうとした疑いが持たれています。 偽造された券は本来、「6-2-1」と記載された外れ券でしたが、”1”の部分に”3”と書かれた紙を貼り、当たり券の「6-2-3」を装っていたということです。 この券は前日の26日に長崎県佐世保市で開催されたレースのものでした。 男は27日、競輪場の自動払い戻し機に偽造された券を入れましたが「エラーの表示が出る」と競輪場窓口の職員に相談。 この職員が券を確認して偽造されたものだと見抜いたということです。 警察の調べに対し男は「たまたま拾っただけで、車券が偽造だとは知らなかった」と容疑を否認しています。 警察は男が自ら当たり券を偽造したとみて詳しい経緯を調べています。