警察官や検察官などを名乗る男から愛媛県砥部町に住む女性が捜査を口実に「資産を確認する」とウソをつかれ、現金1900万円をだまし取られました。警察は被害届を28日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。 被害にあったのは砥部町に住む無職の60代の女性です。 警察によりますと、女性は2月17日にNTTのカスタマーサービスの職員を名乗る男から電話で「電話が止まることになった」と言われ、指示された連絡先に電話したところ、警察の刑事を名乗る男から「逮捕した男の携帯電話があなたの名義」とウソをつかれました。 このあと検察官を装う男から捜査を口実に「資産を確認する」と再びウソをつかれ、金融機関で25日から27日までの間、2回に渡りあわせて現金1900万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。 女性は犯人から「捜査のため誰も相談してはいけない」と口止めされていて、金融機関で指示通り3回目の振り込みをしようとした際、職員が詐欺と指摘し警察に相談しました。 警察は特殊詐欺事件として捜査していて、警察官や検察官が捜査や資金調査で現金を振り込ませることはないと注意を呼びかけています。