【シンガポール時事】シンガポールのメディアは28日、詐欺罪などで同国当局に起訴された3人の男が、米エヌビディアの先端半導体の中国への迂回(うかい)輸出に関与した疑いがあると報じた。 同社製先端半導体を巡っては、中国の生成AI(人工知能)開発企業ディープシーク(深度求索)がシンガポール経由で不正に入手した疑いがあると報じられていた。 警察発表によると、3人は26日、税関との合同捜査で逮捕され、27日に詐欺で起訴された。税関は輸出入規制法違反などでも調べを進めている。現地メディアによると、男らの国籍は2人がシンガポールで、1人が中国。地元放送CNAは、事件はエヌビディア製半導体の中国への不正輸出関連と報じたが、詳細は伝えていない。