妻に暴力を振るったとして、50代の男が逮捕されました。男は妻の通報後、酒が体に残った状態で車を運転して逃走したということです。 暴行の疑いで逮捕されたのは、熊本市南区近見に住む職業不詳の男(56)です。 男はきのう(2月28日)午後7時半ごろ、自宅アパート前で同居する妻(49)に対し、押し倒したうえで両手で首を押さえつけるなどの暴行を加えた疑いが持たれています。 警察によりますと、2人は当時、離婚について話し合いをしていましたが、口論になり、妻が「夫から物を投げつけられた」と110番通報しました。 男は当時、酒を飲んでいて、アパートの共用部分で妻に暴力を振るう様子は、第三者も目撃していたということです。 男は妻の通報後に乗用車で逃走し、警察が緊急配備したところ、約1時間後に熊本県宇城市三角町にいるところを発見されました。 妻は首に軽いけがをしていますが、この妻は「病院に行くほどのけがではない」と話しているということです。 男は警察の調べに対し、「暴力は振るっていない」と容疑を否認しています。 なお発見された際、男の呼気からは基準値(1リットルあたり0.15ミリグラム)を超える0.23ミリグラムのアルコール分を検出したことから、警察は道路交通法違反の疑いでも調べています。