大阪府八尾市の集合住宅でコンクリート詰めにされた遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された男が逮捕前の聴取に「姉の娘が泣きやまず、しつけで顔をたたいた。翌朝冷たくなっていた」と説明していることが3日、捜査関係者への取材で分かった。府警は司法解剖の結果を踏まえ、傷害致死容疑も視野に経緯を慎重に調べる。 捜査関係者によると、逮捕された大阪市平野区の無職飯森憲幸容疑者(41)が「コンクリート詰めは十数年前に父親から持ちかけられ、2人でやった」「服を全部脱がして固めた」と話していることも判明。父親(82)は認知症で施設に入所しており、府警が裏付け捜査を進める。