診察をうけに訪れた島根県松江市の総合病院で、勤務している看護師の男性に対し「医者を呼べ、殺すぞ」などと怒号し、腹部などを殴打するなどして暴れ、その後も正当な理由なく病院に居座り、病院職員らの業務の遂行に支障を生じさせたとして、3日無職の男が松江警察署に逮捕されました。 威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、島根県松江市の無職の男(28)です。 松江警察署によりますと男は、2月28日午前5時25分ごろから午前9時ごろまでの間、松江市内の総合病院で、勤務する看護師の男性(40代)に対し「触るな、医者を呼べ、殺すぞ」などと怒号し、看護師の腹部などを殴打するなどして暴れ、さらにその後、警備員の男性(50代)らに対し「看護師が俺から殴られたと110番通報しやがった。俺は殴っていない。看護師が謝罪するまで帰らない。」などと大声をあげ、正当な理由なく居座り、病院の職員らに男の動静監視を余儀なくさせるなどして、その間、職員らの正常な業務の遂行に支障を生じさせ、威力を用いて業務を妨害した疑いが持たれています。 110番通報を受けた警察官が現場に駆け付け、その場はおさまりましたが、2月17日、病院関係者からの届け出を松江警察署がうけ、所要の捜査を行った結果、男の犯行が明らかとなり3日逮捕に至りました。 調べに対し男は「一部相違がある」と容疑を一部否認しているということです。 松江警察署が原因や動機について、引き続き捜査を進めています。