赤信号無視の疑いで誤認逮捕 滋賀県警、会社役員を50分拘束

滋賀県警彦根署は4日、誤認逮捕があったと発表した。誤認逮捕による拘束が約50分間あった。 同署によると、3日午後11時50分ごろ、赤信号を無視したとして甲良町金屋、会社役員、阪東央章容疑者(47)を道交法違反容疑で現行犯逮捕した。 同日午後11時半ごろ、豊郷町高野瀬の店舗の店員から「ドライブスルーを利用した軽トラックの客のろれつが回っていない」と110番通報があり、駆けつけた同署の署員が職務質問したところ、阪東容疑者が軽トラックで逃走したため、パトカーで追った。阪東容疑者は店から約500メートル離れた信号のある交差点を左折した直後に路肩に乗り上げて止まり、署員は交差点の信号で赤信号を無視したとして現行犯逮捕した。 追跡したパトカーのドライブレコーダーを確認したところ、阪東容疑者の左折時は青信号だったことが判明したため、同署は4日午前0時40分ごろ、阪東容疑者を釈放した。阪東容疑者は約50分間拘束された。その後の調べで、阪東容疑者は、3日午後11時45分ごろ、彦根市安食中町の国道で酒に酔って軽トラックを運転したとして道路交通法違反の疑いで通常逮捕された。 同署の田中芳裕副署長は「今回の事案を踏まえ署員の教養を徹底して再発防止に努めて参ります」とコメントした。【菊池真由】

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