また特殊詐欺の被害です。総務省や警察官をかたる噓の電話があり、高知県土佐清水市の70代女性が210万円をだましとられたことが分かりました。 県警によりますと、2月26日に土佐清水市の70代女性の携帯に総務省通信局を名乗る女から電話番号の名義を確認する電話がありました。女性が心当たりがないことを伝えると、山口県警を名乗る男に電話が代わり「あなたに逮捕状が出ている。口外すればあなたは逮捕される」と言われ、LINEの登録を指示されました。女性が登録を済ませると、ビデオ通話で連絡がくるようになり、検事を名乗る女性が現れ「マネーロンダリングの疑いがかかっている。お金を別の口座に移してほしい」などと言われ、指定の口座に送金させられ総額210万円を騙し取られました。 県内では今年に入り、すでに特殊詐欺被害は17件発生していて、被害総額は約9354万円となっています。県警は「警察など公共機関から電話を通した逮捕やお金の話はない。不審と思ったら誰かに相談し冷静な対応をしてほしい」と注意を呼びかけています。