亡くなった母親名義の口座を解約し、甥の相続分まで遺産を使い込んだとして68歳の無職の男が逮捕されました。 横領の疑いで逮捕されたのは、倶知安町の無職・酒井秀男容疑者(68)です。 警察によりますと、酒井容疑者はおととし6月に母親を亡くし、自身と亡くなった兄の息子の甥が相続人となっていました。 おととし8月、酒井容疑者は甥に対し「自分が代表で受け取って後で渡す」と話しサインをもらい母親名義の口座を解約し、約82万円を引き出しました。 その後、去年6月までに生活費やギャンブルに全額を使い込んだということです。 去年4月下旬に、甥の母親から警察に「義理の母が亡くなって遺産が息子に入るはずだけど入らない」といった相談をし、事件が発覚しました。 酒井容疑者は「遺産を独り占めした」「甥に半分渡さなければいけないことは知っていたが、全部自分のものにした」と容疑を認めているということです。