大阪府警西署は5日、大阪ガスの子会社の社員で米国籍のヒリアード・クインシー・キャメロン容疑者(40)を麻薬取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)容疑で逮捕した。「日本でそんな薬物を持ったことはない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は2024年10月29日、大阪市西区内の宿泊施設で、MDMA数錠や麻薬成分などが含まれたカードリッジ1本を所持したとしている。 府警によると、容疑者は宿泊施設でトラブルを起こしたとして通報され、駆け付けた警察官が何かを隠すような容疑者の様子を防犯カメラで確認。調べると小物入れからMDMAなどが見つかったという。 大阪ガスによると、容疑者はアメリカで天然ガス開発などを手がける現地法人に勤務。当時は出張で来日していたという。【岩本一希】