京都市伏見区の京阪宇治線桃山南口駅近くで4日、男女2人が刃物で切り付けられた殺人未遂事件で、京都府警は7日、逃走している男が写った防犯カメラの画像を公開した。被害者の男女は大阪府門真市に住むいずれも70代の夫婦で、男は50代の親族。府警は同容疑で逮捕状を取得し、行方を追っている。一方、被害者のプライバシーに配慮するとして男の氏名は明らかにしていない。 4日午後3時50分ごろ、京都市伏見区桃山町丹後で「包丁を持っている人がいる。刺された可能性がある」と目撃者から110番があった。夫婦は首付近や手を負傷したが命に別条はない。現場周辺では凶器の可能性のある刃物も見つかった。 府警が公開したのは事件から約20分後の画像。男は現場から車で移動し、その後徒歩で逃げたとみられる。男は当時、茶色かワインレッドのフード付きの上着と、黒か紺色のズボンを着用していた。身長は170~180センチ。 現場近くでは男が乗り捨てた車が全焼する火災があり、府警が経緯を調べている。 情報提供は府警伏見署(075・602・0110)。