麻薬密売のカナダ元冬季五輪選手、逮捕に1000万ドルの報奨金 米国務省

【AFP=時事】米国務省は6日、冬季五輪に出場経験がある元カナダ代表のスノーボード選手で、麻薬密売や殺人の容疑で指名手配されている男の逮捕や有罪判決につながる情報に対し、1000万ドル(約14億8000万円)の報奨金を支払うと発表した。 逃亡中で指名手配を受けているのは、2002年ソルトレークシティー冬季五輪にスノーボード男子カナダ代表として出場し、パラレル大回転で24位に入ったライアン・ジェームズ・ウェディング容疑者(43)。 現在はメキシコまたは南米に潜伏していると見られており、連邦捜査局(FBI)の「10大重要指名手配犯リスト」にも載せられた。 米連邦検事代理を務めるジョセフ・マクナリー氏によると、ウェディング容疑者はコロンビアからメキシコを経由して米国とカナダに数億ドル相当のコカインを運んだ麻薬密売組織を運営したとして、他の15人とともに訴追された。 また、「組織は暴力的で、犯罪活動の一環として殺人を犯している」といい、2023年11月にはカナダ・オンタリオ州で出荷された麻薬が盗まれたことへの報復として家族の2人が殺害された事件や、2024年5月に同州ナイアガラの滝で発生した麻薬の借金をめぐる殺人事件などが含まれる。【翻訳編集】 AFPBB News

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