大分市の幹部職員らが2月逮捕された官製談合事件をめぐって7日、新たに別の幹部職員2人が書類送検されました。 この事件では2022年7月に行われたごみ収集運搬業務を巡る指名競争入札で予定価格を漏らし、近い価格で落札させた疑いで、大分市の元環境部長(61)ら職員3人と、ワールド建設の元監査役早川幸治郎容疑者(68)が逮捕・送検されています。 今回の事件を巡り、新たに福祉保健部の審議監(59)と人権・同和対策課の課長(55)が当時、早川容疑者への予定価格の連絡や調整をしていた疑いが固まりました。警察は7日、2人を官製談合防止法違反ほう助などの疑いで書類送検しました。 早川容疑者は部落解放同盟大分支部長を務めていて、関係者によりますと、大分市では人権・同和対策課が各課の入札窓口ということです。 2人の書類送検を受けて足立市長は「内容の詳細な把握に努め、厳正な対応をしたい」とコメントしています。