【ソウル共同】韓国検察は8日、「非常戒厳」宣言を巡り内乱首謀罪で逮捕、起訴された尹錫悦大統領の勾留取り消しを認めたソウル中央地裁の7日の決定に対し、即時抗告しないと明らかにした。尹氏はソウル拘置所から釈放された。1月15日に拘束されていた。今後は在宅で公判に臨む。尹氏の罷免の是非を判断する憲法裁判所の弾劾審判の決定が今月中旬にも見込まれる。 尹氏は、弁護団を通じ「応援してくれた国民に深く感謝する」と表明。戒厳令を巡り拘束された他の関係者らの「釈放を祈る」と訴えた。 地裁は7日、勾留取り消しを決定。検察側が即時抗告するかどうかが焦点だった。