11日午後1時40分ごろ、松山市藤原町の聖カタリナ学園高校から「刃物を持っての生徒同士のもめごとがあった」と110番通報があった。松山東署は包丁で同級生を切りつけたとして、同校に在学している男子生徒(16)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 松山東署によると、男子生徒は11日午後1時35分ごろ、校舎1階玄関で同じクラスの男子生徒(16)の首を文化包丁で切りつけ、殺害しようとした疑いがある。切りつけられた男子生徒は首の後ろ部分に切り傷を負って病院に運ばれたが、命に別条はないという。2人は授業の合間の移動中で、止めに入った2人が軽傷を負ったという。 同高校では、田所恭介副校長が取材に応じた。トラブルがあったのは午後1時45分から始まる5時間目の前だったという。「大変なことが起きた」という生徒からの連絡で教員がトラブルに気付いた。「警察の捜査中で、我々もお話できる内容がない」と説明した。 泣き出すなど、動揺する生徒もいたため、5時間目終了後に全生徒を帰宅させた。12日は臨時休校とし、夕方から保護者向けの説明会を開く予定にしている。