新潟県上越地方の60代の男性警部補が、勤務先の警察署に出勤する際に酒気帯び運転をしたとして書類送検されました。県警は停職3カ月の懲戒処分を下しています。 酒気帯び運転の疑いで書類送検されたのは、上越地方の警察署に勤務する60代の男性警部補です。 県警によりますと、男性警部補は2月14日午前8時40分ころ、上越市の県道で酒気帯び運転をした疑いが持たれています。 男性警部補は前日の午後7時半から3時間にわたり自宅でビールや焼酎を数杯飲み、翌朝、勤務先の警察署へと出勤する際に車を運転。同僚の警察官が酒のにおいに気づき、呼気検査の結果、基準値を超えるアルコールが検出されたということです。 警察の調べに対し、「アルコールが残っていると分かっていながら大丈夫だろうと安易に考えてしまった」と話しているということです。 県警は11日付けで停職3か月の懲戒処分とし、男性警部補は依願退職したということです。 県警では、去年11月にも西蒲署の当時の巡査長が飲酒運転で人身事故を起こしたとして現行犯逮捕され、危険運転傷害の罪で懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を受けていました。 県警の松川寛治 首席監察官は、「厳正な規律の保持を目的とした職務倫理教養のさらなる浸透を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。