アジア担当国務次官補に元駐タイ大使デソンブレ氏 トランプ氏が指名

【ワシントン=大内清】トランプ米大統領は11日、日本を含む東アジア・太平洋地域担当の国務次官補に、第1次政権で駐タイ大使を務めた弁護士のマイケル・デソンブレ氏を指名すると発表した。就任には上院での人事承認が必要となる。 承認されれば、覇権主義的な行動を強める中国や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への対応に当たるほか、日本政府との調整役も担う。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が内乱首謀罪で逮捕・起訴されるなど政治混乱が続く韓国との同盟関係や、第2次トランプ政権の発足で米国の存在感が低下する東南アジア諸国などとの関係の構築も課題。 トランプ氏は11日、自身の交流サイト(SNS)に、デソンブレ氏は駐タイ大使として「素晴らしい仕事をした!」と書き込み、国務次官補としての働きに期待を示した。

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