知人の男性2人をそそのかし自殺させたとして、占い師の女らが逮捕された事件で、女らが男性を精神的に支配していた可能性があることがわかりました。逮捕前の独自取材で女が語ったこととは。 (Q.:犯罪に関わるようなことは、身に覚えない?) 浜田淑恵 容疑者 「身に覚えないです。まったくもって事実無根の冤罪(えんざい)事件なんでね」 記者の問いかけに事件への関与を否定する女ら。逮捕された“占い師”の浜田淑恵容疑者(62)と無職の寺崎佐和子容疑者(47)です。 事件の発端は5年前の夏…。 属ちひろ記者 「2020年に男性2人の遺体がこちらの海岸で見つかりました」 和歌山県広川町の海岸で見つかった50代の男性と60代の男性の2人の遺体。当時、それぞれの手首には、お互いをつなぐようマイクコードが縛られていました。 死因は溺死で、当初、和歌山県警は「事件性なし」と判断していましたが、実は、被害者2人は“占い師”である浜田容疑者の熱心な“信者”で、自殺をそそのかされた疑いが出てきたのです。 2人は2008年ごろ、当時、浜田容疑者が行っていたスピリチュアルカウンセリングを受け“信者”に。その後、自身の給料や知人から借りた金などを浜田容疑者に“献金”していたということです。 浜田容疑者は今年1月以降、別の恐喝事件で2回逮捕。その被害男性は浜田容疑者からこんなことを言われたといいます。 浜田淑恵 容疑者 「2人はもういないよ。あいつらは死んだ。だからお前覚悟しとけよ。どうなるかわからないからな」 「2人はぷかぷか浮いておったぞ」 自分が殺されるかもしれない…。不安がよぎった男性が恐喝事件の事情聴取の際… 別の恐喝事件の被害男性 「浜田容疑者らが2人の死に関わっているかもしれない」 という趣旨の話をしたことにより、関連性が明らかに。 警察は浜田容疑者らの認否を明らかにしていませんが、一体、容疑者と被害者の間に何があったのでしょうか。