福岡県太宰府市の自宅アパートで、出産した赤ちゃんの鼻と口を塞ぎ殺害したとして、8月5日、35歳の女が再逮捕されました。 殺人の疑いで再逮捕されたのは、福岡県太宰府市の無職、西麻紀容疑者（35）です。 警察によりますと、西容疑者はことし3月31日午後4時ごろから午後6時ごろの間、自宅アパートのトイレで出産した女の赤ちゃんの鼻と口を塞ぎ、窒息させ殺害した疑いです。 西容疑者は赤ちゃんの遺体をビニール袋などに入れて浴室に放置し、遺棄した疑いで7月、逮捕されていました。 当時の警察への取材では、西容疑者は出産直後に体調を崩して119番し、病院に搬送されていました。搬送先の病院から「出産したと思われるが、胎児は認められない」と警察に通報があったのが捜査のきっかけでした。 西容疑者は当時、「意識がもうろうとしていて出産した認識もないし、ビニール袋に入れたものが子どもだという認識はありませんでした」と容疑を否認していました。 司法解剖の結果、赤ちゃんは生まれて数分から数十分程度、呼吸していたとみられたことから、警察が死亡した経緯についても調べていました。