自身が代表取締役を務める不動産賃貸業の会社で、無許可で宅地や建物の売買をした疑いで46歳の男が逮捕されました。男は安く購入した物件を高く売ることで儲けを得ていたとみられ、利益は少なくとも655万円にのぼるとみられています。 宅地建物取引業法違反(無免許事業等の禁止)の疑いで逮捕されたのは、静岡県富士市松岡の団体役員の男(46)です。 警察によりますと、男は2022年9月頃から2024年5月頃までの間、自身が代表取締役を務める不動産賃貸業の会社の業務で、静岡県知事から「宅地建物取引業」の免許を受けないで、4つの宅地や建物を売買した疑いが持たれています。 男はインターネットのサイトで、個人や法人から4つの物件を合わせて約730万円で購入した後、約1385万円で売却していて、利益は約655万円にのぼるとみられています。 2024年、関係者からの情報提供を受け、警察が捜査していました。警察は、捜査に支障があるとして、男が容疑を認めているかどうかを明らかにしていません。 これまでの捜査で警察は、男が2024年9月頃から2024年11月までの間に、約50回の売買をしているとみていて、余罪も含めて調べています。