「あなたの口座にお金が流れている…」30代男性 50万円だまし取られる “潔白を証明する必要がある”などと言われ “LINEで取り調べ” 富山

警察官を名乗る男に「あなたの口座にお金が流れている。資金調査として別の口座に現金を移動させてほしい」などと言われ、30代の男性が50万円をだまし取られる詐欺の被害にあっていたことがわかりました。 富山中央警察署によりますと3月1日、富山市内の30代の男性の携帯電話に「+8」から始まる電話番号で警視庁捜査二課の警察官を名乗る男から電話がありました。 電話の男は「兵庫県警が逮捕した男が、マネーロンダリングを行っていた。あなた名義の口座にお金が流れている」などと話し、「今後はLINEのビデオ通話で取り調べをする」などと言ってきたので、30代男性とビデオ通話が始まりました。 男は、警察官のような服装で警察手帳のようなものを見せ「資金調査をしたい。あなたの口座から指定する口座に50万円を移動させてほしい」「潔白を証明する必要がある」といった内容を言われ、30代男性は通話をしたまま近くのATMから50万円を指定された口座に振り込みました。 その後、ビデオ通話で取り調べを受けたことを不審に思い、警視庁に電話したところで、詐欺の被害に気付いたということです。 警察は、 ▼警察がLINEで取り調べをしたり、振り込みを頼んだりはしない ▼「+1」「+44」など「+」から始まる国際電話番号を悪用した詐欺の被害が相次いでいる ▼固定電話には、国際電話発着信が休止できる「国際電話不取扱受付センター」を利用してほしい ▼不審な電話があったら一人で悩まず、すぐ家族や警察に相談してほしい などと、注意を呼びかけています。

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