盗撮目的で女性のスカートの下にペン型カメラの入ったかばんを差し入れたとして、愛知県警は14日、県警交通指導課警部補、清水浩容疑者(64)=同県豊川市八幡町=を県迷惑行為防止条例違反(ひわいな言動)の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 県警によると、清水容疑者は2024年11月6日夕、名古屋鉄道の堀田―前後駅間を走行中の列車内で、女性の下着を盗撮する目的でスカートの下にペン型の小型カメラを隠したかばんを差し入れた疑いがある。 「男が不自然に口が開いたかばんを女性のスカートの下に差し入れた。女性の移動にあわせてかばんも動かしていた」などと目撃者から県警鉄道警察隊に通報があり、捜査していた。自宅などからはペン型カメラ6本などを押収したという。 清水容疑者は21年、東三河運転免許センター次長(警視)で定年退職し、再任用で交通指導課放置駐車対策センターに勤務していた。川口孝・首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、被害者や県民の皆さまに深くおわび申し上げます」などとコメントした。(高橋俊成)