「会社を乗っ取られるかもしれない」占い師の女が自殺教唆か 死亡した“信者”の元社長が知人に話す

“信者”だった男性2人をそそのかし自殺させたなどとして、占い師の女らが逮捕された事件で、自殺した元社長の男性が「会社を乗っ取られるかもしれない」と知人に話していたことがわかりました。 占い師の浜田淑恵容疑者(62)は5年前、和歌山県の海で、“信者”だった元社長の男性ら2人をそそのかして自殺させたうえ、寺崎佐和子容疑者(47)とともに元社長の遺書を偽造したなどの疑いがもたれています。 元社長の男性は2014年にオーディオ機器の会社を設立し、2年後には社長を辞任して、寺崎容疑者が新たな社長に就任していましたが、その後の取材で、元社長が辞任する1年ほど前に、知人に対し「会社を乗っ取られるかもしれない」と話していたことがわかりました。 死亡した元社長の知人 「『社長をクビになった』と。誰が社長をクビにするのか聞いたら、『あそこにいる寺崎という人からクビを宣告された。会社を乗っ取られるかもしれない』と言ってました」 元社長の男性らは、2008年ごろから“信者”になったとみられていて、警察は2人が精神的に支配され、自殺に追い込まれた可能性があるとみて調べを進めています。

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