【03月14日 KOREA WAVE】韓国の女性警察官が、熱烈に応援している人気歌手が住んでいると思い込んでマンションへの侵入や虚偽通報を繰り返し、解雇されたことが明らかになった。 TV朝鮮が10日に報じたところでは、この女性警察官は昨年7月からソウル市麻浦区(マポグ)のオフィステル(小型マンション)に繰り返し不法侵入を試みたほか、「人が閉じ込められている」「性犯罪が発生している」「銃声が聞こえた」などと虚偽の通報を続けていた。 女性警察官は熱烈なファンである有名なトロット歌手がそこに住んでいると信じ込んでいたが、実際に住んでいるのは名前が似ている全く無関係の人物だった。 女性警察官は昨年4月、警察内部のネットワークを通じてその歌手の住所を不正に調べ、現地を訪れていたことが発覚し、既に職務停止処分を受けていた。さらに昨年10月には虚偽通報した上、建物内をうろついていたところを警察に逮捕された。虚偽通報は約230件にのぼるとされている。 警察の懲戒委員会は先月、女性警察官を懲戒免職とし、ストーキング行為、虚偽通報、不法侵入、公務執行妨害などの容疑で検察に送致した。 警察関係者は「本人は理解し難い主張を繰り返しており、動機や犯行経緯の解明に難航している」としている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News