警察署の電話番号を偽造表示した詐欺が急増。警視庁が注意喚起

警視庁は、着信画面に警視庁代表電話(03-3581-4321)や、末尾が0110の警察署代表電話番号を偽造表示させて、警察官からの電話と信用させる詐欺の電話が急増しているとして、同庁生活安全部の公式Xアカウントなどで注意喚起している。 同詐欺では、警察官を名乗る犯人が電話で「あなたの口座が犯罪に利用されている」、「あなたの携帯電話が犯罪に利用されている」などと告げ、通話のほかにSNSやビデオ通話に誘導するのが特徴だ。 誘導後は、SNSやビデオ通話で「あなたは逮捕される」などと不安をあおったうえで資産状況を聞き出し、「資産を保護する」や「口座を調査する」といった名目で金銭の振り込みを要求するという。 同詐欺では、警察官を装う際に警察手帳や逮捕状を見せるケースがあるほか、振り込みの際にはインターネットバンキングや暗号資産取引口座を利用する場合があるという。 同庁は、警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはないとしており、警察を名乗る不審な電話を受けた場合は、相手の所属部署や名前を確認し、いったん電話を切って、最寄りの警察署や交番に連絡するよう呼びかけている。

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