生田絵梨花主演ドラマ『天城越え』、新キャストに岸谷五朗、萩原聖人、若村麻由美ら実力派ズラリ

歌手、俳優の生田絵梨花が主演を務めるNHKドラマ『天城越え』(BSP4K=5月10日午後7時30分~、BS=6月14日午後9時~、BS8K=3月23日午後9時~)の新たなキャストが17日、発表された。岸谷五朗、萩原聖人、若村麻由美ら実力派が揃った。 過去にも映画、ドラマ化されてきた松本清張の不朽の名作『天城越え』を新たに映像化。生田が主人公・大塚ハナを務めることが発表されていたが、このたび追加キャストが発表された。 岸谷が演じるのは刑事の田島貞藏。30年前、天城土工殺人事件を統括した、所轄刑事。その際、初動捜査の出遅れで迷宮入りしてしまったことが、刑事生活40年の中で最大の無念。特に、大塚ハナに対する執拗な取り調べが裏目に出て、事件は時効を迎えてしまった。その後悔を胸に望月印刷を訪れ、ハナと関わっていた次郎を揺さぶり、白熱した心理戦を展開させる。その粘りとネゴシエーション技術は、今も卓越している名刑事である。 萩原が演じるのは望月次郎。少年時代、閉塞的な家に嫌気がさして飛び出した際に、天城で出会った美しい遊女・大塚ハナにひかれ、初めての恋をした。そしてそれゆえに遭遇してしまった“ある悲劇”を、記憶の底に押し込めて30年、生きてきた。その「パンドラの箱」が、老刑事・田島によってこじ開けられ、緊迫した心理戦が始まる。 30年後の大塚ハナを演じるのは若村麻由美。吉原から伊豆・熱海、伊東、修善寺と渡り歩いた元・遊女。いまはひっそりと暮らしている。「人間は、ついている人とついてない人がいる。ついてない人は、ついてる人の足を引っ張ってはいけない」と思っている。30年の歳月を経て、望月次郎と奇跡の再会を果たす。 ほかにも奥野瑛太、岡田結実、末次寿樹、杏子、篠原ゆき子ら、実力派俳優の出演が決まった。

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