今年1月、弁当を購入していないにもかかわらず、福岡県宮若市にある飲食店を営む49歳の男性に「からあげ弁当を購入後、食中毒になった」などとうその電話をかけ、示談金名目で5万円分の商品券と現金2000円などをだまし取ったとして45歳の無職の男が逮捕されました。 警察は県内で複数の飲食店や惣菜店で同様の金品の授受が約10件あったことを確認していて関連を調べています。 詐欺の疑いで逮捕されたのは福岡市東区香椎に住む無職の安河内英樹容疑者(45)です。 安河内容疑者は1月26日、弁当を購入していないにもかかわらず、福岡県宮若市にある飲食店を営む49歳の男性に「からあげ弁当を購入させてもらったんですけど」「自分と妻、子供の3人が食中毒になってしまって」「お見舞い金をもらうということで示談しませんか」などとうその電話をかけ、示談金名目で5万円の商品券と現金2000円をだまし取った疑いが持たれています。 警察によりますと、飲食店を営む49歳の男性が安河内容疑者の自宅を訪ねた際、家族と生活している様子がなかったことから不審に思い、防犯カメラやレシートを調査。 安河内容疑者が、弁当を買ったとする日にからあげ弁当を一度に3個販売した実績がなかったため警察に被害届を出したということです。 取り調べに対し、安河内容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。 警察は県内で複数の飲食店や惣菜店で同様の金品の授受が約10件あったことを確認していて関連を調べています。