トランプ政権、裁判所の「移民を乗せた飛行機をUターンさせろ」命令を無視か

米国のトランプ政権が、ベネズエラから不法入国したギャング組織のメンバーとされる200人以上の移民を国外追放したことが物議を醸している。 ドナルド・トランプ大統領は3月15日、ベネズエラのギャング「トレン・デ・アラグア」が米国に「侵略」しているのを取り締まるためとして、18世紀に制定された「敵性外国人法」を適用すると発表。15~16日にかけて200人以上が飛行機に乗せられ、エルサルバドルの刑務所に送られた。 しかし、連邦地裁がこの強制送還を差し止める命令を出していたにもかかわらず、トランプ政権が強行したとして問題になっている。また、戦時下を想定して制定され、第二次大戦中には日系人を強制収容するために使われた敵性外国人法が、いま適用されることについても疑念が呈されている。

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