東京・足立区で空き家に侵入し、現金およそ40万円が入った財布を盗んだとして、ベトナム国籍の男が警視庁に逮捕されました。 窃盗などの疑いで逮捕されたのは、職業不詳でベトナム国籍のトゥオン・テ・バイ容疑者(34)です。 トゥオン容疑者は去年7月下旬、何者かと共謀し足立区の空き家に侵入したうえ、現金およそ40万円が入る財布をタンスの中から盗んだ疑いがもたれています。 警視庁によりますと、トゥオン容疑者は木製の雨戸を外し、鍵のかかっていない窓から侵入したとみられています。 この空き家は高齢者施設に入居中の90代の女性が所有していて、現在は女性の親族が管理していますが、女性の持ち物がそのまま残されていたということです。 トゥオン容疑者は先月、不法残留した疑いですでに逮捕されていて、現場の空き家に残されていた指紋がトゥオン容疑者のものと一致したため、逮捕に至ったということです。 トゥオン容疑者は取り調べに対し「友達に誘われてお金が欲しくてやった」と容疑を認めているということで、警視庁はトゥオン容疑者を誘った人物についても調べています。