マラドーナさん殺害疑惑…元ボディーガードが偽証容疑で法廷で緊急逮捕

2020年になくなったサッカー界のスター、ディエゴ・マラドーナさんが殺害された疑惑に関連し、彼の元ボディーガードが偽証容疑で法廷で逮捕された。 26日(日本時間)、英国デイリー・メールなどによると、アルゼンチン・ブエノスアイレス州サンイシドロの司法院は、裁判の途中で偽証した容疑がもたれているマラドーナさんの元ボディーガードのフリオ・セザール・コリア容疑者に対して拘禁命令を下した。 今回の公判は今月11日に初めて開かれた。コリア容疑者は当時の証言で、マラドーナさん死亡前の彼の主治医だったレオポルド・ルケ氏(神経科専門医)と電話で話したことはなく、ルケ氏と友人の関係でもないと明らかにした。 だがサンイシドロ地方検察庁のパトリシオ・フェラーリ検事はコリア容疑者とルケ氏がバーベキューパーティーに出席し、マラドーナさんの健康状態に対してやり取りしたSNSメッセージを証拠として提示してコリア容疑者の証言が偽りであると主張した。 検察はまた、精神科医師のアグスティナ・コサチョフ氏がマラドーナさんに心肺蘇生術をしたという事実をコリア容疑者が言及しない点も問題にした。検察が偽証容疑でコリア容疑者を直ちに起訴すると、裁判所はしばらく休廷した後、検察の主張を受け入れて彼を逮捕するよう命じた。 アルゼンチン検察はマラドーナさんの治療を担当した医師7人に未必の故意による殺人容疑があるとみている。容疑が認められる場合、彼らは最大25年の懲役刑を受ける可能性がある。 現地メディアはまた看護師1人が過失致死容疑で追加起訴される可能性もあると伝えた。 マラドーナさんは2020年11月に脳の手術を受けた後、自宅療養中に心不全と急性肺水腫肺で60歳で亡くなった。 アルゼンチン検察は1年余りにわたる捜査の末、当時マラドーナさんの治療を担当していた医者たちスタッフが適切な措置を取らなかったと判断した。検察は「マラドーナさんが危篤である兆候が無視され、少なくとも12時間持続的で深刻な苦痛を味わったという明白な信号があった」という医療専門家委員会の所見もあわせて強調した。

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