脱税を指南したとみられる国税OBの男が、東京地検特捜部に逮捕されました。 逮捕されたのは、元大阪国税局の職員・国井健容疑者(50)です。 国井容疑者は、東京都内にある不動産会社の社長と共謀し、2億1100万円余りの所得を隠して法人税約5100万円を脱税した疑いが持たれています。 関係者によりますと、不動産会社は国井容疑者名義の複数の会社に出資し多額の損失が出たように装っていて、こうした一連の脱税の方法を国井容疑者が指南し、報酬を受け取っていたとみられています。 特捜部と東京国税局は6日午前、国井容疑者の関係先の家宅捜索に入り、実態解明を進める方針です。