特殊詐欺グループに住居また貸しか 電通社員を書類送検

特殊詐欺グループのメンバーにまた貸しする目的でマンションを不正に借りたとして、大阪府警は、広告大手・電通(本社・東京)の営業職、
山崎亮太郎社員(44)=東京都渋谷区=を詐欺の疑いで書類送検したと24日発表した。府警は認否を明らかにしていない。

捜査2課によると、山崎社員は不動産仲介業の男=詐欺容疑で逮捕=ら4人と共謀。
3~4月、うその内容の入居申込書を不動産管理会社に提出し、東京都新宿区のマンション一室の賃借権をだまし取った疑いがある。

名義は山崎社員だったが、実際は特殊詐欺グループのメンバーだった男(22)=詐欺罪などで起訴=が住んでいた。山崎社員は、数万円の報酬を受け取ったという。

府警は今月10日、山崎社員を逮捕したが、いったん釈放して任意で調べていた。
電通の広報担当者は「社員が業務外とはいえ、詐欺容疑で書類送検されたことは誠に遺憾。事実が確認でき次第、厳正に処分する」とコメントした。

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