証拠品の大麻草を警察が“取り違え” 20代男性の起訴を取り消す請求 別事件での押収物を科捜研の鑑定に

愛知県警は4月7日、2つの事件で押収した証拠品の大麻草を取り違えて、科捜研の鑑定に出していたと発表しました。 愛知県警によりますと、大麻を所持した疑いで逮捕した20代の男性について、逮捕前の2025年1月、中署の捜査員が別の事件で押収した大麻草を、この事件の証拠品として科捜研の鑑定に出したということです。 3月31日に、科捜研から返却された大麻草と、押収時の写真などが違っていたことから“取り違え”が発覚しました。男性はすでに起訴されていましたが、名古屋地検は7日、裁判所に対し、起訴を取り消す請求をしました。 中署の捜査員は、2つの事件でそれぞれ押収した大麻草を、同じ日に科捜研に持ち込んでいて、愛知県警は「原因を特定し、再発防止に努めたい」としています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加