父親の遺体を放置したとして京都府警亀岡署は23日、死体遺棄容疑で同府亀岡市保津町今石の無職、大ケ谷(おおがや)和季容疑者(46)を逮捕したと発表した。「父の年金を生活費や住宅ローンの返済に充てていた」などと供述し、容疑を認めている。 逮捕容疑は2月ごろ、自宅の寝室で死亡している父親=当時(78)=を発見したにもかかわらず、4月22日まで放置したとしている。 同署によると、大ケ谷容疑者は父親と2人で暮らし。22日に民生委員から「1カ月以上父親の姿を見ていない」と同署に相談があり、自宅を訪ねた署員が遺体を発見した。遺体に目立った外傷はなく、司法解剖で詳しい死因を調べるとしている。