【04月07日 KOREA WAVE】未成年の交際相手に対して精神的な支配や執拗な暴行、監禁を繰り返し、内臓破裂の重傷を負わせたとして、特別重傷害などの罪に問われた韓国の男(22)に対し、ソウル高裁は4月3日、懲役5年を言い渡した。1審(懲役4年)から量刑が引き上げられた。 事件は昨年3月、男が予備校で未成年の女性と出会い、交際を始めたことに端を発する。以後、男は女性に対し、「手の甲にたばこの火を押し付けさせる」「鼻の穴にたばこの灰を入れる」といった拷問に近い虐待行為を繰り返した。 さらに男は女性を心理的に支配し、「他の男を見ない」「自分で物事を考えない」「自分が選んだ本だけ読む」といった内容を記した“行動誓約書”を強要して書かせていた。これに従わなければ暴力を加えるという支配構造を構築していた。 昨年6月には女性をモーテルに呼び出して長時間にわたって暴行し、女性は肝臓が破裂する重傷を負った。女性が痙攣し意識を失った際、男は自ら119に通報し、その場で現行犯逮捕された。 高裁は量刑を引き上げた理由について「被告の行為はあまりにも残虐であり、未成年の被害者を情緒的に支配しながら加えた行為の反復性を考慮すると、原審の刑罰はむしろ軽すぎて不当である」とした。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News