「携帯電話止まる」自動音声からニセ電話詐欺 1639万円被害

きっかけは、フリーダイヤルからの自動音声、「2時間以内に携帯電話が止まります」というメッセージでした。 警察によりますと、先月20日、福岡市南区に住む公務員の30代女性の携帯電話に、フリーダイヤルの自動音声で「2時間以内に携帯電話が止まります」というガイダンスが流れました。 女性が停止措置のための指示に従ったところ、「NTTドコモ」社員を名乗る女とみられる人物から、「あなた名義の契約電話で詐欺メールが送信され被害が多発している」などと電話がありました。 その後も、警視庁捜査第二課の警察官や検察官を名乗る人物から、 「あなたに多数の容疑がかかっている」 「逮捕前の保釈保証金として430万円を振り込む必要がある」 などと言われ、8回にわたり、合計1639万円を指定された口座に振り込んだということです。 今月14日に警察官を名乗る人物から通信履歴など携帯電話のデータを削除するように指示され、不審に思い警視庁に電話したことで詐欺事件が発覚しました。 福岡県警によりますと、16日、県内ではこのほか、ニセ電話詐欺の被害が2件、明らかになっています。 警察は、電話で「お金」はすべて詐欺、捜査のために送金させることはありませんと注意を呼びかけています。

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